こちらでは、映画「新しい人生のはじめかた」の簡単なあらすじと感想についてまとめています。
2008年の映画「新しい人生のはじめかた」の主人公の男女は、ダスティンホフマンとエマワトソンが演じました!
二人の素晴らしい演技が見たくて鑑賞を決めました。
そして、主人公の男女が疲れ悩みを抱える中年同士であったことに興味を惹かれました。
映画「新しい人生のはじめかた」のあらすじに触れながら私の感想をお伝えますね!
映画「新しい人生のはじめかた」の簡単なあらすじ!感想とキャストの魅力について
演技力の高い主役の男女が中年~シニア世代をどう演じるのか気になったので鑑賞しました。
「クレイマークレイマー」の父親役が忘れられないダスティンホフマン。
今回は、グレイヘアが似合うシニア世代の男性の悩みを上手く演じてくれました。
エマワトソンは、「ラヴアクチュアリー」で、夫が秘書と浮気していると知り、こっそり泣く姿が印象に残っています。
この映画でも「人生を諦めて楽に生きた方が楽なの、、、」と思い悩む演技がとても自然で良かったです。
映画は、物語の主役のハーヴェイとケイトの年齢をすでに超えている私に、しっかり響きましたよ!
アメリカに住むハーヴェイが、娘スーザンの結婚式に出席するため、ロンドンを訪ねます。
テレビコマーシャルの商品向けの音楽制作をしているハーヴェイは、若手に交代してほしいとスポンサーが希望しているようです。
そんななか飛行機に乗り、イギリスへ。
娘のスーザンは、実の父親ハーヴェイではなく、育ての父親ブライアンに入場の付き添いをしてもらうというので、ハーヴェイは落ち込みました。
もう、自分は父親ではないと言われたように感じたことでしょう。
気持ちを切り替え、アメリカに残してきたCM音楽の仕事に向き合おうとしますが、「君はクビだよ」と言われ、、、踏んだり蹴ったりのハーヴェイでした。
そんな時、ヒースロー空港へ到着した際に統計アンケートを取っていたケイトと空港のパブで再会しました。
(しかし、よくケイトの顔を覚えていましたよね、ハーヴェイ。)
同年代の二人は初対面でもお互いの会話にユーモアがあり、波長が合ったのでしょう。
「お詫びにランチをご馳走させてくれないか?」と気の利いたことが言えるのは年齢がなせる業かもしれません。
アメリカ人のハーヴェイは、君ら(イギリス人)は閉鎖的な考え方をするだろ?と、ステレオタイプのイギリス人を持ち出します。
でも、徐々にアメリカ人男性とイギリス人女性は打ち解け、、、。
「ハーヴェイはスーザンの結婚披露宴に行くべきよ」と勧めるケイトの判断は間違っていませんでした。
ハーヴェイは一人で行く自信がなかったのでしょうね、友人として一緒に来てくれとケイトに頼みました。
ケイトに対して信頼できるものを感じたハーヴェイ。
普段着姿に躊躇するケイトに、「ドレスを買えということか?200ポンドまでしか出さないぞー」とジョークを言い、楽しそうに試着を楽しむ二人の様子がとても微笑ましかった!
一番感動して泣けた場面は、父親のスピーチにまたもや継父が指名された時、ハーヴェイが勇気を出して自分が名乗り、温かい言葉を娘にかけたこと。
そして、その後の乾杯の音頭はブライアン(継父)に譲ったことです。
ケイトの助言で、ハーヴェイは心残りなく娘の結婚を見送ることができました。
その後ハーヴェイは、アメリカで仕事に復帰できるチャンスを蹴ってケイトを誘いました。
お互いのことをまだよく知らないけど、この出会いを大事にしたい!
ハーヴェイもケイトも人生後半ですからそんな直感がはたらき、勇気を出す決断ができたのでしょう。
ケイトが空港でいつも行うアンケートをハーヴェイにしました。
お名前は?
ハーヴェイ・シャイン
住所は?
近くロンドンに、、、
気の利いた回答ですよねー。
ずっと気になっていた二人の身長差ですが、ケイトはヒールを脱いで同じ背丈になり、二人は腕を組んで歩き出しました。
ラストは、ケイトに寄りかかっていた年老いた母親が、苦手だった近所付き合いをはじめようと、隣のドアを叩きました。
皆が現状を受け入れ、前を向いて新しい人生をはじめる、この先が楽しみな終わり方でしたよ!
以上、映画「新しい人生のはじめかた」の感想でした。
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