こちらでは、2004年の是枝裕和監督の映画「誰も知らない」の結末についてまとめています。
映画は実話を題材に作られたストーリーです、、、とはじめにテロップが流れました。
しかし、詳細は変更しているとも書いてありましたね。
子供たちが気になる、映画のラストと結末をまとめてみますね!
よろしければ、私の感想もお伝えします。
この記事が、映画「誰も知らない」をより深く知るためのお役に立てれば嬉しいです。
映画「誰も知らない」の結末は?子供たちのその後…
映画の結末は、恋人と同棲のために子供を置いて家を出た母親はまだ帰ってきません。
ラストシーンから子供たちのその後について考察します。
映画「誰も知らない」の結末とその後
映画の結末は、末妹のゆきが高いところに手を伸ばし、椅子から落ちて亡くなってしまいました。
きょうだいの面倒を一手に引き受けていた長男の明が留守の間の事故でした。
明はユキに、「あの電車の終点は飛行場だからいつか一緒に行こうね」と以前に話したことがありました。
明は友達のサキと一緒に、ゆきをスーツケースに入れて運び、飛行機が飛ぶ下の野原にゆきのお墓を作りました。
スーツケースの中には、ゆきが美味しそうに食べたアポロのチョコレートを何箱も入れてあげました。
映画のラストにまだ母親は帰ってきません。。。恋人のところに行ったまま。
ゆきが亡くなり、サキがきょうだいの生活に加わったようです。
4人の子供は汚れた格好で、コンビニの裏口で期限切れのおにぎりをもらって団地の部屋へ帰ります。
明・京子・茂と、友達のサキは、相変わらず学校へも行かず子供だけで暮らしています。。。
是枝監督の映画「誰も知らない」は、「置き去りにされた子供たちが誰にも知られず、社会の中にいるよ」というメッセージを送って終わりました。
映画「誰も知らない」は実話なの?
映画「誰も知らない」には題材になった母親の育児放棄事件がありました。
子供たちの男女比など、映画の詳細は変更されています。
母親が子供たちを置いたまま家を出てしまい、長男に妹3人の面倒を押しつけた実際にあった事件が題材に使われています。
子供たちは戸籍に入っていないので学校へ行けず、母親が送るわずかな現金を頼りに兄と妹たちだけで暮らしていました。
大家が警察に通報すると、生活費がなくなった子供たちは母親が帰ってこないので栄養失調になっていました。
映画「誰も知らない」私の感想
長女の京子は学校へ行きたいと母親に言いました。
母親は理由をつけて行かなくていいと説明し、、、
私は、出生後に戸籍登録されていない子供たちがいることを知って驚きました。
明も同年代の子供たちと遊びたくて中学校の門を覗いていましたね。
母親が送ってくる現金書留が途絶え、水光熱費が止められると子供たちは公園の水やトイレを頼りました。
この恵まれた時代の日本にこんな子供たちが本当にいたんだそうです。
信じられない思いで映画を見ました。
賢く優しい明が、だんだんと妹や弟の面倒に疲れていく様子を見ていると苦しくなりました。
ユキちゃんが、自分の誕生日に母親が帰ってくるかも、、、と駅まで明と出かけて電車を待ちながらアポロチョコレートを食べる様子が健気で可愛かったです。
そのアポロチョコレートがユキちゃんのお供えになってしまうなんて可哀そうで、、、。
コンビニの店長が「今日は遠足かい?」と楽しそうに聞く様子が現実の酷さと真逆でした。
子供たちの表情がだんだん暗くなっていき、考えさせられる重い映画でした。
この記事が映画「誰も知らない」をもっと知るための参考になれば幸いです。
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