こちらでは、2024年映画「正体」の感想をお伝えしています。
タイトルの「正体」は誰のことなのかな?と気になって映画を見ました。
主演は横浜流星くん!
逃亡中に別人になって付き合った人たちは皆、彼が信用できる人物で、好感が持てると答えました。
彼の目的は何なのか?そして映画が伝えたいことは何か。
最後に刑事に答えた逃亡の理由を聞いてジン…ときましたよ。
映画「正体」を鑑賞しましたので感想をまとめますね!
映画「正体」が伝えたいことは?私の感想も!
この映画が伝えたいことは?
もちろん無実の人間が犯人にされてしまう、あってはならない誤認逮捕が軸です。
しかしそれ以外に、立場の弱い人、いったんレッテルを貼られた人を周囲が一方的に見てしまう危うさを感じました。
死刑判決を受けた鏑木慶一(横浜流星くん演)が脱獄し逃亡します。
土木労働者、ライター、水産加工作業員、介護士などの職業につきながら事件を調べ、独自に犯人を追います。
彼の目的は、警察が見逃した新犯人を捜すこと!でした。
鏑木慶一は、指名手配されているので、髪の毛やひげを伸ばしたり、眼鏡を掛けたり変装しながら暮らします。
彼は一緒に働く困った仲間を助けないではいられない人でした。
人の心の痛みが分かり、寄り添える人。
本当に彼は犯人なのか?彼の正体は?を考えながら映画は展開されます。
出版社の安藤さんのお父さんも、身に覚えがない痴漢をしたと裁かれていました。
理不尽な体験をしている彼女だから、一緒に暮らす優しい那須君(鏑木慶一)は犯人ではないと確信できたと思うのです。
鏑木慶一は、犯行現場に残された女性を探し出し、あの日を思い出してもらうことで自分の無実を証言してもらうつもりでした。
だから転々と職を変えながら、その女性の居場所にたどり着き、介護士として女性に接触しました。
どの職場でも、彼は好かれていました。
本来の優しさ、性格の良さは隠せないし、にじみ出るということです。
私がいちばん胸に響いた場面は、又貫刑事が鏑木慶一のいる刑務所を訪ね、「どうして逃げたんだ?」と聞いた時の答えです。
この世界を信じたかった…
正しいことを正しいと言えば信じてくれる人がいると。
外へ出て友達が出来て、好きな人が出来て…
生きてて良かった。
そして、もっと生きたいと思った…と答えました。
泣けますよ。
いい映画を観ました!もう一度観たくなりました。
映画「正体」のキャストの魅力
映画「正体」は、染井為人氏の同名小説「正体」を藤井道人監督により映画化された作品です。
鏑木慶一(かぶらぎけいいち)が逃亡中に名前や職業などの身分を変えながら、関わる人との交流が注目されます。
横浜流星演じる鏑木慶一が逃亡中に風貌を変えて別人として生活する様子は興味深いです。
【映画のキャスト】
●鏑木慶一役:横浜流星
殺人事件の容疑者だが、脱獄して身分を変えながら逃走する
●ベンゾー(鏑木慶一)役:横浜流星
伸び放題の髪と髭、大きなめがねで顔を隠す日雇い労働者
●那須(鏑木慶一)役:横浜流星
東京でフリーライターとして働き、安藤紗耶香の担当になる
●久間(鏑木慶一)役:横浜流星
マスクやキャップで顔を隠し、水産加工工場に勤務する
●桜井(鏑木慶一)役:横浜流星
髪を短くし、黒縁めがねをかけて介護施設で働く
●野々村和也役:森本慎太郎
大阪の工事現場で一緒に働くベンゾー(鏑木慶一)と友達になるが、犯人では?と気が付く
●安藤沙耶香役:吉岡里帆
東京の出版社で働き、那須(鏑木慶一)と暮らし、指名手配犯だと知っても彼の無実を信じる
父が無実の痴漢容疑をかけられている
●酒井舞役:山田杏奈
長野の介護施設で(鏑木慶一)と一緒に働き、彼に恋する
●又貫刑事役:山田孝之
鏑木慶一を逮捕し、その後の逃亡を追う刑事
綿貫刑事は鏑木慶一は犯人ではないかも知れない…と気が付いていた!
だから、どうしても彼を撃てず、取り逃がしてしまったのです。
又貫刑事役の山田孝之の演技も良かった。。。
このやり取りは、ラストにつながる見どころです。
以上、映画「正体」の感想をお伝えしました。
※横浜流星くんの主演ドラマ「初めて恋をした日に読む話」(2019年)は、U-NEXTでお得に視聴できますよ。
ピンク髪の受験生「ゆるゆる」のニックネームで大人気でしたね!
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