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クレイマークレイマーのラストを解釈!フレンチトーストの意味と結末の感想

映画

夫の本棚に趣味で集めたDVDがたくさんあります。

時間ができると、この中から映画を観るのは、私の楽しみの一つです。

今日は、少し古い映画、

1979年の『クレイマー・クレイマー』を鑑賞しました。

公開当時、学生だった私は、友人と映画館でみましたが、

当時は、どうしてこんなに話題になったのか?
よく分かりませんでした。

何度も観ていると、違う気づきが生まれます。

今、この映画は、じっくり入り込んで観たい映画になりました。

観る度に心を揺さぶられるから一人でゆっくり観たいのです。

今回の気づきと感想を記してみます。

ラストの解釈や結末のフレンチトーストの意味についても触れてみますね!

私と同じように、『クレイマー・クレイマー』の映画が大好きな方に

そんな感想もあるんだなぁと、思っていただけると嬉しいです。

 

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『クレイマー・クレイマー』ラストの解釈

ラストシーンより

ジョアンナは、
自分よりビリーの幸せを考えたんだな、、、。
「ビリーに会いに来てもいい?」
この言葉は、身勝手ではなく、思いやりから出た言葉だったのです。

夫は自分がいない間、
ビリーを大事に育ててくれた。

ビリーがいま幸せなのは、
自分がい
なくなったあと、
夫がビリーに愛情を注いでくれたから。
夫が会社よりビリーを優先してくれたから。

父と子、ふたりの関係を壊してはいけない。

辛いけど、
自分はビリーに会いにこればいい、
それがビリーの幸せ。

「ビリーに会いに来てもいい?」
この言葉は、身勝手ではなく、思いやりから出た言葉だったのですね。

どちらも、ビリーを愛していることに変わりがなかったんですね~。

 

『クレイマー・クレイマー』40年前に観た感想は?父親に同情~

慣れない子育てに奮闘する父親に同情し、共感しました。

夫テッドが帰宅し、
上司に打診された昇進のことを嬉しそうに話すが
妻はまったく興味を示さない。

妻ジョアンナはスーツケースに身の回りのものを詰めて出て行った。
先ほど寝かしつけた息子ビリーはまだ7歳。

どうして、可愛い息子をおいて出ていくんだろう?

夫は家族の為に精一杯働いているというのに、、、。

この後、夫はどうやって仕事と両立させ、
ビリーの面倒をみればいいの?

そのうえ、

自分から出て行ったのに、
都合よくテッドからビリーを返してほしいなどと、
勝手すぎない?

裁判まで起こして、、、。

裁判ではジョアンナに親権が渡ります。

テッドの奮闘は何だったの?
彼は、会社でのポジションまで失ったというのに。

ジョアンナがビリーを連れにやって来て、
やっぱりビリーは連れて行かないと、
考えを変えた時、

またまた気が変わったなんて、

何度、人を振りまわしているの?

当時の私は、ジョアンナ(メリルストリープ演)が理解できず、怒りながら映画館を出ました。

ちなみに、現在私の大好きな女優ナンバー1は、
メリル・ストリープなんです!

 

映画『クレイマー・クレイマー』あらすじと結末(60代の私の感想)

[妻、ジョアンナのこと…]

回を重ねて見るごとに、
妻が出て行った状況を察することができます。

始めは夫側から描かれたストーリーだけを見て
妻を勝手なわがままな人だと決めつけました。

私が妻の気持ちが分かるようになったのは、
自分が年を重ねたから、とも言えます。
我慢は長く続かないことを私も経験しました。


40年前に映画を見た時は、
まだ身近に結婚した友人はなく、知らない、遠い話でしたし、
私の母親もずっと家庭だけにいる人でしたから。

しかし、何度も映画を観るうち
特に最後のジョアンナの表情を見ながら、

彼女(ジョアンナ)は勝手な母親どころか、
思いやり溢れる
素晴らしい女性なんだと大好きな女性に変わりました。

 

60代の私が感じる妻の我慢の限界

[映画の冒頭]

妻、ジョアンナは、思いつめたように自分の身の回りの物をスーツケースにまとめています。
7歳のビリーに愛情たっぷりの言葉をかけ、、、

そうか、

ああ、このとき、ジョアンナは相当追い詰められていたんだな。
愛するビリーを残して出ていくしかないほど
自分は家庭の中で精神的に限界を感じていたんだ。

どうして、ここまで我慢したんだろう?

それは、自分が苦しいことに気づかなかったから。
我慢しすぎて、苦しいことに気づいた時にはもう余力が残っていなかったから。

ジョアンナは結婚前に立派に職を持って働いていました。

夫は家族のためだと信じて、自分は会社で頑張っていると思っていたけど、

妻からみたら、
夫は家庭を後回しにし、

自分(妻)に我慢をさせ、やりたいことに制限をかけていた。

ジョアンナが、気候の良い場所で静養し、立ち直れてよかった!

見違えるように明るくなり、
本来の判断ができるようになった時、
ビリーと暮らしたいと思う気持ちは当然。

夫側をみると、
ビリーの世話で取引先を失ったことからクビになり
それでも、職に就いていないと妻との親権を争う中で、

自分は不利になるからと、給料の条件を落として次の職を決めました。

テッドは家庭を顧みなかったのではなく、
家族の為に一生懸命働いていた。
妻と子供を愛していたから。

父を慕う可愛いビリー。
ビリーを第一に考え、愛情を注ぐテッド
社会的にはボロボロです。

ビリーを育てながら、
妻の苦しかった気持ちを分かってあげられなかった自分にも気づきます

ようやく軌道に乗った父と子の時間がこのまま続きますように。

でも、ジョアンナにもビリーとの時間を取り戻させてあげたいとも思いました。
そのために、彼女は元気になって帰って来たんだから。

心を病んだ妻が立ち直れてよかったなぁ、
ジョアンナに子どもとの時間を取り戻してあげたい、夫婦はもうやり直せないのかな?

[結末]

「ビリーに会いに来てもいい?」

辛いけど、
自分はビリーに会いにこればいい、
それがビリーの幸せ。

どちらも、ビリーを愛していることに変わりなかったんだな。

 

フレンチトーストの意味

フレンチトーストは父子の絆

[父子がつくるフレンチトースト]

この映画を観て、
「フレンチトースト」を初めて知りました。
映画を観て、家でフレンチトーストを焼きました。

材料は、卵、牛乳、食パン。

こんなに簡単につくれるのに、美味しい!!
(ちょっとコツはあるけど)

そんな感想でした!

現在、私も子供たちとフレンチトーストを作りながら、
『クレイマー・クレイマー』のストーリーに触れることがあります。

テッドが、初めて台所に立ちました。

始めはぶきっちょで、
台所を散らかしながら焼いたフレンチトーストは大失敗。
焦げて、食べられませんでした。

そして、18か月。

裁判で自分が負けて、
ビリーと別れの朝に焼いたフレンチトーストは
ふたりのチームワークが抜群でした。

観ている私が涙がこらえられなくなるシーンです。

見事な出来ばえのフレンチトーストを食べているのに、
父と子は悲しそう。。。
ビリーは泣きじゃくっていました。

こんなに悲しいことはないわ、、、と、私も一緒に泣きました。

その後、「ビリーは連れて行かない」という妻の決断を聞き、

始めは??となったのに、
今では、ジョアンナの勇気ある決断に頭が下がります。

それにしても、
最後のメリルストリープの演技は素晴らしく、

この表情が好きで、何度もこの映画を観ているくらいです。

 

以上、
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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