『オードリー・ヘップバーン/愛される人になるための77の言葉』
本屋さんでこの本を見かけたとき、
オードリー・ヘップバーンが、映画『ティファニーで朝食を』の黒いドレス姿で
私を見つめていました。
先日は、ドキュメンタリー映画『オードリー』を85歳の母と見てきたばかりです。
本のタイトル「愛される人」のイメージにピッタリな彼女の言葉に興味津々。
この本から私を楽しくしてくれる言葉を探してみたい。
60代の私がいいなあ〜と思ったオードリーの言葉をご紹介しますね!
『オードリー・ヘップバーンの77の言葉』私に響いた言葉10選
【オードリー77の言葉より】
●映画を1本撮り終えるたびに、自信がふくれあがったり、しぼんだりしました。(No12)
●優雅さこそが決して色あせない美しさにつながるもの( No:16)
●自分を客観的に見なくては。一つの道具のように自分を分析するのです。(No:20)
●フリルを取って、リボンを取って、「そのほか」をすべて取り去れば、大切なものの輪郭がはっきり見えてきます。(No23)
●人は年とともに変わっていきます。でも、それを直視するべきです。誰もが経験することですから。(No26)
●魅力的な唇になるには、優しい言葉を話しなさい。愛らしい瞳になるためには、人のよいところを探しなさい。(No29)
●家族が家に帰ってきたときに、不機嫌な妻や母ではいたくありません。(No37)
●人類が月に達すれば達するほど、木々を眺めていたくなる。
都会に住めば住むほど、一枚の葉を探し求めるようになる。(No54)●私が有名であるのは嬉しいことです。そのおかげで役に立てるのですから(No66)
●愛は言葉だけではなく、行動することなのです。(No77)
オードリー・ヘップバーン『愛される人になるための77の言葉』より
オードリー・ヘップバーンの77の言葉/私が一番好きな言葉/No26、29
【私が一番好きな言葉】No.26,29
●人は年とともに変わっていきます。
でも、それを直視するべきです。誰もが経験することですから。(No26)
●魅力的な唇になるには、優しい言葉を話しなさい。
愛らしい瞳になるためには、人のよいところを探しなさい。(No29)
これらは、容姿の衰えを感じる私を励ましてくれる言葉です!
No.26 「人は年とともに変わっていきます。でも、それを直視するべきです。誰もが経験することですから。」
解説を読むと
オードリーのこの発言は、47歳の時、8年ぶりに映画に復帰した時のものです。
妖精のようなイメージから年を重ね、目じりのしわ、頬のしわを、隠すことなく胸を張って役にのぞんだそうです。
ちなみにこの映画は、ショーン・コネリーと共演した『ロビンとマリアン』です。
私から見たら、マリアン役のオードリーは「年を取らない人なの?」と思うくらい、
とても美しいです~。
自分の容姿が衰えた時、だんだん自信がなくなります。
周りの見方も変化します。
そんな時に自信を持って堂々としていられるのは、オードリーが軸をしっかり持った人だからでしょう。
オードリーが持つ軸、それが伝わってくるのは、No29の言葉です。
No.29 「魅力的な唇になるには、優しい言葉を話しなさい。 愛らしい瞳になるためには、人のよいところを探しなさい。」
この言葉は
オードリーが63歳で亡くなる前、最後のクリスマスに
ふたりの息子さんに朗読して聞かせた、詩の一節です。
(詩人、サム・レヴェンソン)
病気で命の期限を察した時、愛するふたりの息子に伝えた言葉は、
「思いやることと、尽くす気持ち」
そんな人になって欲しいと、ふたりの息子さんに読んだのでしょう。
いつも、人のことを思いやれる優しい人。
オードリーはそんな軸を持った人だった。
私ならどんな言葉を子どもたちにかけるでしょうか?
「ありがとう」に続くことばは?
、、、まだ、思い当たりません。
オードリー・ヘップバーン77の言葉/私が好きな言葉/No20,23

【私が好きな言葉】No.20,23
「自分を客観的に見なくては。
一つの道具のように自分を分析するのです。」(No.20)
「フリルを取って、リボンを取って、「そのほか」をすべて取り去れば、大切なものの輪郭がはっきり見えてきます。」(No.23)
これらは、今の私がこうしたいなーと思いながら、出来ないでいることです。
自分を外から分析する!
余分なものを取り除いて、輪郭をはっきりさせる!
No20 「自分を外から眺めて分析し、 自分自身の大切なものだけを明確にすること。」
オードリーは、元々バレリーナ志望でした。
奨学金をもらってバレエスクールに通っていたので、体重管理をはじめ、厳しく自分を管理しました。
自分が何をすべきかの自己分析を常に行う人だったそうです。
この考え方は女優になったオードリーの武器になったと解説されています。
見かけの愛らしさからは想像できないほど、強い精神力を持った人だったんだな。
自己分析が出来たら、自分を良い方向へ導くことができるのでは?
自己分析、私には憧れの武器です。
No.23 「フリルを取って、リボンを取って、「そのほか」をすべて取り去れば、大切なものの輪郭がはっきり見えてきます。」
さらにNo.23では、
全てを取り去れば、大切なものの輪郭がハッキリ見えてくる、、、
と言うのです。
ジバンシーの装飾のない、洗練されたデザインの洋服は、女優オードリーの魅力を引き立たせてくれました。
そのときの言葉です。
しかし、この余分なものは、フリルやリボンだけではない。
洋服を例に、
自分の抱えるものを取り除いて素の自分になると、自分という人間がはっきり見えてくる。
そのように解釈して、私はこの言葉を選びました。
オードリー・ヘップバーン77の言葉/私が好きな言葉/No66、77

【私が好きな言葉】No.66,77
No.66
私が有名であるのは嬉しいことです。そのおかげで役に立てるのですから。
No.77
愛は言葉だけではなく、行動することなのです。
こちらの言葉は、先日私が母と見た映画で聞いた言葉でもあります。
No.66 「私が有名であるのは嬉しいことです。そのおかげで役に立てるのですから。」
家庭に入り、仕事から遠ざかっていたオードリーが
友人に誘われ、ユニセフの支援をするようになりました。
飢えに苦しむ子供たちの惨状に心をいためたオードリーは、ユニセフの活動に寄り添います。
支援を取り付けるために、
引退して表舞台に出ないで生きて行こうと思っていたオードリーが、そうだ!自分には出来ることがあると気づき、行動しました。
テレビで
「オードリーヘップバーンです、、、子供たちを救いましょう、協力してください。」
と言って、何度もユニセフの活動を紹介し、寄付を募りました。
ユニセフは国連の予算から成り立っているのですが、常に資金不足でした。
お金がなければ飢えに苦しむ子どもを救えません。
ところが、オードリーが呼びかける度に多額の寄付金が集まりました。
貧しい子供たちを救うために、私の知名度を使いましょう。
オードリーは、喜んで、考え方を変えたのでした。
ユニセフの活動で、貧しい国を視察旅行するオードリーは、ポロシャツとチノパン姿でした。
病気で動けなくなる直前まで、視察旅行を続けました。
亡くなった時のクローゼットには、10着のドレスしかなかった。
王女様のドレスがあんなにも似合った人。
晩年のオードリーはもう
フリルもリボンも必要ないと感じたんだなあ。。。
No.77 「愛は言葉だけではなく、行動することなのです。」
先日の映画「AUDREY」は華やかな映画女優の私生活だけではありませんでした。
引退してから、家庭に入り、家族の為に過ごしました。
その後、
亡くなる直前までユニセフの活動に自分を役立て、献身的な姿をみせてくれました。
オードリーがユニセフ大使だったことを知っている人は多いでしょう。
(私も知っていました)
しかし、あんなにも力強く寄り添ってくれたことは、あまり知られていません。
私も母も映画をみて、初めて知りました。
「言葉だけではなく、行動した人。」
それらを、関係者の証言からつないだドキュメンタリー映画でした。
ドキュメンタリー映画で見た、チノパンとポロシャツ姿のオードリー。
アン王女のドレスや、ジバンシーのスーツと同じくらいオードリー・ヘップバーンによく似合っていると思いました。
以上、
最後までお読みいただき
ありがとうございました。


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