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免許返納した父の自転車デビュー

家族

ゆる~く長~く、生きていきたい。

60歳になりました。

高齢の親との付き合い方に試行錯誤を重ねています。

現在90歳の父が、85歳で自動車免許を返納し、
自転車に乗り始めました。

父が、85歳で自転車に再デビューしたことにビックリ、

私も負けていられません。

60年ちかく自転車に乗っていなかったのに、体は乗り方を覚えているものなんですね~。

85歳の父が自動車免許を返納後、自転車に乗って生活を切り替えました。

この記事が、高齢の親の「生活の足」に困っている方の参考になれば嬉しいです。

 父、85歳で免許返納

【免許返納】

現在90歳の父は、

5年前、85歳の時に、
年齢的な体力の衰えを感じ、自分から免許返納を切り出してくれました。

私も妹もホッとしたのを覚えています。

その後、家にあった自転車に乗り始めたので驚きました。
父は、自転車に乗れたんだーと。

私が子供の時から、父はどこへ行くにも自動車で出かけていましたから。
父が20代後半に自動車免許を取得して以来、生活の足として欠かせなかった車。

実家のある地域は都会の生活とは大違い。
以前はスーパーまで車で30分はかかりました。
どこへいくにも車で15-30分の距離があり、車がないと不自由な地域なのです。

幸い、自宅から徒歩3分、すぐ近くに地域のスーパーとホームセンターが新設され、
食料や生活用品に困ることがなくなりました。
薬局やクリーニング店も入りました。

ここは以前、自動車の教習所だった所ですが、
この広い敷地を地元スーパーが買い取り、
系列の店舗がいくつも入りました。

徒歩で3分のところに生活に便利なお店が開店し、
車を手放した父と母は大変助かっています。

5年前、85歳の年に、
年齢的な体力の衰えを考え、自分から免許返納を切り出してくれた父。
その後は自転車に乗っています。

免許返納に伴い、

タクシー代金1割引きが受けられます。
また、市内を走る循環バスには無料で乗れるようになりました。

父、85歳で自転車、再デビュー

【自転車、再デビュー】

私は父が自転車に乗っているところを見たことがなかったので、
すいすい問題なく自転車に乗る父を見て驚きました。

父は自転車に乗れたんだ!と。

父が現在、自転車で出かけるのに一番遠い場所は、
お米の精米所です。

我が家のお米は、お米を作っている親戚から安価で購入しています。

玄米で届くので、食べる直前に精米して白米にしています。
この精米所まで自転車で20分かかります。
お米を後ろに積んで自転車に乗るのは大変そうですが、
最近は少し慣れたと父は言います。

自転車は、妹が35年前、高校の通学に3年間使ったものが眠っていました。
自転車置き場にまだこの自転車があったことにも驚きました。

私が高校の通学に使った自転車はどうしたの?
と尋ねると、親戚のおばさん(父の姉)にあげたそうです。

あのおばさんも自転車に乗れたんですね!(もちろん、父より年上です)

90歳父の生活ルーティーン

【父の生活習慣】

父は、毎日同じ時間にご飯が食べられないと機嫌がわるくなるので、
母がいつもピリピリしながら
時間ピッタリに食事の用意をしています。

<父の一日>

●朝7時に起床、布団の中で朝のテレビを見ます。

●8時:洗面、朝ごはん

●10時:畑へ

●12時:昼ごはん

13時:喫茶店のコーヒーへ

●14時:テレビなど

●16時:お風呂

●18時:夕食

●22時:就寝

午前中は、家の前に小さな畑があるので家庭菜園を楽しんでいます。
そして午後の楽しみは
近所の行きつけの喫茶店へコーヒーを飲みに行くことです。

車を手放すと、コーヒーを飲みに行けなくて寂しいだろうと思い、
父の日に、妹と私でコーヒーメーカーをプレゼントしました。

でも、父はコーヒーが飲みたいのではなく、
いつもの喫茶店へ行きたかったのです。

自転車で坂道を上ると、片道10分はありますが、
いつもの喫茶店でコーヒーを飲むことが
父の毎日の楽しみです。

実家周辺の医療と交通手段

【周辺の交通・医療】

実家周辺はバスとJR電車が走っていますが、駅まで徒歩15分以上かかります。
父は最近、杖を使っていますし、
父母の足では駅まで30分はかかるでしょう。

もう一本走っていた私鉄電車は20年前、廃線になりました。
車がないと生活には不便な地域です。

したがって、バスや電車は実家から駅が遠いのでまったく使うことはありません。

5年前に車を手放した父母が一番困ったのは、
かかりつけ医が遠かったことです。

免許返納後4年間は月に二度、父母はタクシーに乗り、
かかりつけ医まで通っていました。

ところが昨年、近所に新しくオープンした医院があり
こちらへ二人の紹介状を書いてもらい、
思い切ってかかりつけ医を移りました。

近所の医院は徒歩3分です。
以前は皮膚科だった医院のあとに内科が入ったのです。
大変良いタイミングでした。

長く通った気心知れたお医者様から離れるのは不安だったでしょうが
この先のことを考えると医療は近いに越したことはありません。

父母の勇気ある決断にも驚かされました。

他の科の病院用には、タクシーチケットを手元に用意しています。
タクシーは免許返納の特典割引が効いて1割引きになります。

しかし、かかりつけの歯医者は遠く、タクシーでは金額が大きくなりますので、
妹の時間に合わせて予約を取り、車で送迎してもらっています。
こちらの歯医者は近所へは移りたくないとか、、、。

市内循環バスは無料になるのですが、
今のところ、このバスに乗って行きたいところはないらしく、、、残念です。

健康の為には少しでも外へ出ることが大切だと思います。

母の生活の足は?


【母の生活の足】

現在85歳の母は、70歳の誕生日に免許を返納しました。
当時、目がわるくなり、運転に自信がなくなったと言っていました。
15年前、
この時期に返納した人にはまだ、免許返納の特典は何もありませんでした。

でも、父が5年前まで車を出してくれたので、ずっと生活に不便はありませんでした。

ただ、母は以前、少し離れた映画館まで自分の車を出して映画を観に行っていたのですが、
映画館へ行くことはなくなりました。
その後映画は、テレビの映画番組をチェックして観るようになりました。

他には、母は衣料品が入った大型店舗へも行けなくなりました。
父に車を頼んで自分の衣料品を買いに行くのは気が引けるようで、
おしゃれ用品を買う楽しみがなくなりました。

ですが、母はこのタイミングで通信販売を覚え、
お気に入りの通販ブランドから自分の洋服や身の回りのおしゃれを楽しむようになりました。
そして
月に1-2度、妹が来た時にまとめて銀行や郵便局、ショッピングに連れて行ってもらいます。

Illust ACより

私が実家に帰るときは私に車がありません。

市内循環バスに乗り、母と二人で映画に行ったり、
少しお洒落なお店で買い物を楽しみます。

母も私も片道乗り放題、100円です。

しかし、母が一人でこの市内循環バスに乗ることは何となくためらわれるようです。
若いころから使い慣れていないと難しいですね。

母は父のように自転車に乗ることは考えられないと言います。
子供時代に乗っていましたが、もう平衡感覚に自信がないとか。

でも、徒歩3分のスーパーへほぼ毎日買い物に行きますので
こちらが母の良い運動になっているのでしょう。

父、免許返納後の生活:まとめ

【まとめ】

現在90歳の父が85歳の時に免許を自主返納しました。
現在85歳の母は70歳の時に免許返納しています。

生活に欠かせない車を手放しましたが、
徒歩3分圏内の商業施設で食料品、生活用品が賄えます。

父は毎日コーヒーに飲みに行くために自転車再デビューを果たしました。
60年ぶりの自転車でしたが、身体は感覚を覚えていました。

一番困ったのは、かかりつけ医院への通院でしたが、
タクシーを使いました。
後に、徒歩5分の医院へ転院しました。

母の映画やショッピングの楽しみは、
テレビの映画劇場、通販の買い物拡大で乗り切っています。

臨時に出してくれる妹の送迎も欠かせません。

タクシー代の割引や市内無料循環バスの特典も嬉しいです。

父は車を手放しましたが、まさかの自転車デビュー!
健康の為にも良かったな、と喜んでいます。

以上、
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

※90歳の父が地域の班長を務めた記事も書いています。
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